摂田屋について
歴史の町 摂田屋 長岡の市街地は、太平洋戦争でそのほとんどを 焼失しましたが、摂田屋は危うく難を逃れました。 おかげで、醸造関係を中心に明治・大正の建物 が残り、とこか懐かしさの感じられる景観があります。 古くから街道や信濃川の川湊として開けていたと 伝えられており、摂田屋という地名は中世の武士 や僧侶の簡易宿泊所「接待屋」に由来するという 説が有力です。 江戸時代には上野寛永寺の領地に組み込まれ、 ゆるい規制と恵まれた立地条件のもと、 味噌・醤油・酒の蔵元が集積しました。 現在でも6つの蔵元が残り製造を続けています。 麹や醤油の香りが漂うこの町を楽しむには散策が 一番です。歴史のあたたかさを感じながら、 ゆったりと摂田屋を満喫してください。 歴史の町 摂田屋 パンフレット序文より
〇 歴史の町 摂田屋 パンフレット
散策の参考用に、パンフレットを用意しています。 (中国語簡体字は、こちら)摂田屋の各観光拠点で入手可能ですので、ご利用下さい。
日本語リーフレット 地図、説明PDFデータ |
英語リーフレット 地図、説明PDFデータ |
中国語繁体字リーフレット 地図、説明PDFデータ |
〇 摂田屋 散策のサンプルルート
自由散策のルートの一例です。 車に気をつけて、お楽しみ下さい。
各店舗、観光スポットの歴史について
〇 越のむらさき 醤油醸造 創業1831年。現社屋と土蔵は1877竣工。 社屋は雪国商家の代表的な妻入り構造。 旧三国街道が山道と街道に分岐する場所に建つ。 お地蔵様、お稲荷さんが敷地に隣接。 事前予約で蔵見学が可能。 定休日・土日曜日、祝日 TEL 0258-32-0159 http://www.hoshi-no-murasaki.co.jp/ 〇 味噌星六 味噌醸造 1897年、星野本店から分家、創業。 譲り受けた土蔵は、移動して現在も使用。 古式造りの製法は、漫画「美味しんぼ」でも紹介された。 味、色合いが重厚な熟成二年物、昨年物が店舗で購入可能。 定休日・日曜日 TEL 0258-32-6206 http://www.hoshi6.com/ 〇 吉乃川 日本酒醸造、酵母外販 1548年創業。県内最古の酒蔵。 良質な地下水と酒造りに適した立地に恵まれ、伝統を重んじ、 技を継承してきた。明治期にいち早く経営近代化に取り掛かり、 戦後は製造技術の革新と伝統技術を融合させ、全国に先がけ 麹量産と大量仕込みの技術を開発。 一方、「酒造りは吟醸造りにあり」 との信念のもと、技を磨き、各種品評会で入賞を積み重ね、その実績は 卓越している」。 道路に面した蔦に覆われた建物・常蔵は、1923年建造。鉄筋コンクリート製の 倉としては国内でも、ごく早い時期のもの。 定休日・土日曜日、祝日 TEL 0258-35-3000 http://www.yoshinogawa.co.jp/ 〇 吉乃川酒蔵資料館「瓢亭」 吉乃川の歴史と酒造りを学べる資料館。 入館無料・工場見学・酒造りビデオ、無料試飲。 不定休要予約 TEL 090-2724-9751 http://www.yoshinogawa.co.jp/tour/ 〇 機那サフラン酒本舗 かつての薬用酒製造豪商の屋敷 1884年機那サフラン酒製造開始。 1912年 主屋大改修 1916年 衣装蔵建築 1926年 鏝絵藏完成 1931年 離れ座敷完成 鏝絵蔵は、桁行五間、梁間三間、切り妻、二階造りの棟瓦構造。 全面に、中国の四霊獣、アジアの十二支などをテーマとした 凝った意匠、かつ豪華な鏝絵は、日本屈指。 冠木門をくぐって二階に当主コレクション。 離れ座敷の床柱、天井は、ゲストを喜ばせる材料、指物が満載。 日本庭園は、名石、灯籠が多数。 売店定休日・土日曜日、月水曜日 TEL 0258-33-4560 http://kina-saffron.com/ 〇 星野本店 醤油、味噌醸造 1846年創業。 三階建ての衣装蔵は、雪国の湿度対策として柱に板を張り、 その外側に漆喰の土壁構造。 土蔵内の冠木門扉に、清朝康熙帝の時代の編纂による四庫 全書に残る十六文字の文章。 販売所。100年前の会議室。 醤油、味噌で全国品評会で高評価。 かぐら南蛮味噌、塩麹。 定休日・土日曜日、祝日 TEL 0258-33-1530 http://hoshino-honten.jp/ 〇 長谷川酒蔵 日本酒醸造 1842年創業。 通りに面したレンガ釣りの麹室。 蔵見学不可。酒小売り可能 定休日・土日曜日、祝日 TEL 0258-32-0270 http://www.sekkobai.ecnet.jp/ 〇 光福寺 江戸期の長岡藩、南の防御の要。 1868年、幕末の戊辰の役で、長岡藩本陣。 旗上げの地。