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生家の絵
田舎の絵

土手を東に向い、北に見える吉乃川の上組蔵の西面が 隠れるあたりが、1889年生まれの川上四郎の生家です。 左上図が生家の土蔵、手前の小川は、今も流れています。

小川は生活用水で、水利権もあって殆ど場所は変わりません。 左下図が、思い出の風景と思われます。いずれも川上四郎 の作品。 

このあたりは、中世に摂田屋城があったところでも あります。「定明」のところでも述べましたが、摂田屋城は、鷺巣城、 定明城、上条城ともに、中越南部平野部の守りを固めていたと 思うのです。でも全てが景虎側。御館の乱では景勝側に敗れ、 ひとつも残っていません。

ipponbashi

左図は、川上四郎の旧制長岡中学時代の油絵で、スケッチ ポイントは川上四郎の生家近くの土手だぞうです。 現在と土手の位置は変わっているかも知れませんが、絵の中の 東山スカイラインは、実際の大峰山、金倉山の山の端と同じです。

 摂田屋生まれの画家として、もうひとり平澤熊一(1908-1989) がいます。

平澤熊一は、父親、そして兄が大工で、サフラン酒 の離れを作るほどの家に生まれながら、たまたま家業の建築を学ぶ 途中で絵への情熱捨てがたく、勘当されても絵描きを続けました。 彼の代表作「南苑」が、見附市のみつけギャラリーに常設展示 されています。